校長室おもいつくままに

下の写真、上左から、オニタビラコ、ムラサキケマン、スズメノカタビラ、スミレ、(08.04.20)

下の写真、上左からヘビイチゴ、ノゲシ、チゴユリ、クサイチゴ、散策の途中で見つけました(08.04.20))

春のこの時期の雨を「菜種梅雨」というのでしょう。学校園の菜種が緑の麦を囲むように輝いていました。そして、学校の谷戸田にも水をためる季節になりました。管理員さんにも手伝ってもらいながら5年生があぜを直しました。そのあぜには、ちょうど食べごろのセリがいっぱい出ています。春うららかな上川の里を実感します。学校ではPTA総会と懇親会がありました。学校が、植物の成長と同じように、新鮮な空気と暖かい温度と清らかな水を得て、地域という大地から栄養をもらい、子どもたちの健やかな成長を促す場所になればいいなと感じました。(08.04.19)



 
左上より、シャクナゲ、ミツバツツジ、シデコブシ、クサソテツ(こごみ)、アマナ、ヤマルリソウ、ニリンソウ、マルバスミレ、ハナダイコン、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ。
 春の里山にはたくさんの草花が命の輝きを見せてくれています。写真は、「こごみ」を採りにいった道すがらの草花です。知らない名前のいくつかは、副校長先生に教えてもらいました。名前がわかるとより親しみが湧いてくるのは私だけではないと思います。そばに「教えてくれる人がいる」ということは、本当にありがたいことです。(08.4.12)
平成20年度(2008年度)がはじまりました。学区内にかたくりが群生していると聞き、休みを利用して、見に行ってきました。数え切れないほどの片栗が見事に咲いていました。(08.4.5)
今年度最後の野鳥観察会
 道端のふきのとうが春を告げる季節、八王子・日野カワセミ会の人を招いて、今年度最後の全校野鳥観察会をおこないました。取り合わせの結果は、30種類でした。今年度で一番の鳥の種類を見ることができました。私が、はじめてみた鳥は、ムクドリ、エナガ、タヒバリ、ツグミ、でした。田守神社で見たエナガは群れをなしていて感動的でした。ツグミも何羽か見て個体差があることに驚きました。また、今日はモズの雄姿をたくさん見ました。
 応接室のカワセミ会の人たちとの話では、子どもたちが、「ツグミのウォーキングを確認できた」とか、「カワラヒワはもっとかたまっているよね。」など、よく鳥のことをわかってきている様子が出され、嬉しく思いました。
 そして、副校長の方から、来年度の計画について話をしたところ、カワセミ会からは、子どもたちのために積極的にあるいは好意的に協力を約束していただきました。これも嬉しいことです。
 今年度の野鳥観察会は、副校長が中心になって、観察会のまえに、鳥の特徴や様子についてのコントをやるなど、少しでも子どもたちの興味や関心を引き出すように工夫してきました。そのことが、総合の発表の中身が来賓や招待した人たちにも喜ばれるなどして、全員で充実した総合の発表になったと実感を持つことができました。今日は、そのことが、「カワセミ会」のニュースにもなるという話をきき、ますます嬉しくなりました。
 来年度は、縦割り班での観察会も計画します。高学年が低学年に教えたりするなど縦割りの良さを生かしたいと考えています。「一歩前に」これが校長のおもいでもあります。
 また、自然に触れ、自然を楽しむことは、学校教育の枠を越え、長い人の一生を豊かにするものだとも感じています。大人になって、仕事と余暇の時間を平均寿命で見るとき余暇の時間は仕事の時間より長くもなります。今、自然の楽しみ方を学ぶということは、一生の過ごし方を学ぶことだともいえます。
 上川ならではの特色、大切にしたいと思います。(08.02.28)

野鳥観察のこと

 不思議なものです。今日は午前中出張で教育センターまでいきました。少し時間があったので中庭に出てみました。するとネクタイ姿のシジュウカラがたくさんいました。それから、ヒヨドリもいました。しばらくながめていると、胸がオレンジで羽に白いところが見えるジョウビタキまで現れました。
 昨年4月上川に来たときには、まったく識別できなかった鳥が識別できるようになっている自分にも驚きがあります。子供たちと一緒になって野鳥観察をしてきたひとつの成果です。自然を愛でる気持ちが出てきている自分がいることにも気づかされます。先日、友人には、鳥を見つけるのがはやいとも言われました。なんだかうれしい気分です。(08.2.21)
なわとびの指導について二人とびのすすめ
 なわとびのシーズン子供達は、一人短縄とびでいろいろなとび方にチャレンジしていました。大なわを使っての回旋とびも楽しんでいました。私は、あまり取り上げられない、二人とびを「教材」として取り入れることの価値を次のように見出しています。@なわとびが苦手な子が楽しみながら縄跳びができるようになる。A二人のコンビネーションによって、とび方の工夫がたくさんできて、多様な連続とびが楽しめる、コンビネーションの動きによる身体の協調性をはじめ、身体的コミュニケーションだけでなく、話し合いや教え合いなどで男女仲良くなれる。B二人のコンビを基礎にグループ6人ぐらいぐらいの学習を考えると、よりクラスのまとまりがよくなる。Cグループ発表会を授業で位置づけると表現運動としても楽しめる。
基本的な二人とび(仲良しとび)の学習カードを紹介します。一度試してみてください。(08.2.20))

校内研究テーマに関連して「読み解く」ということ(08.2.12)

ユネスコ学習権宣言の中に、「自分自身の世界を読み取り、歴史をつづる権利」ということばがあります。凡そ、ものごとを理解するときに、「読み解く」という言葉を使います。その中心に、母国語の「ことば」でものごとを理解するという意味があるのだと思います。
 また、表現の仕方を変えれば、「理解」とは「認識」と同義語と言っていいとも思います。そうすると、「人は物事をどのように認識するのか」という問いが成り立ち「発達・認識論」の問題にもなります。このように考えるなら、「ことば」は何も言語だけの問題ではなく、芸術的な形象の認識や身体認識の世界まで翼を広げることになり、認識できることが「わかった」ということになるのだとも思います。

 校内研究では学級担任はもちろん音楽専科も図工専科も全員研究授業をしてきました。
そこには、国語の授業だけの問題だけではなく、算数には算数の教科の論理に従った,四則演算記号や等号・不等号の「ことば」があるように、一つの曲や、一枚の水彩画にも、それを読み解く「ことば」にあたるものがあります。
 つまり、教科の論理に従いながらも「子どもたちは、どう、それを『読み解いていくのか』」という、単なるアナロジー以上の「学び方」としての共通性も発見できるという期待があります。凡そ教育方法学というものが成立すると考えるのであれば、そこまで実践研究というものが可能性を切り開いてくれるような気がするのです。

 研究の仮説は、目的的関係性(目的・内容・方法・評価)や因果関係性(原因と結果)の中で、科学の方法としての帰納と演繹によって、より確かなものとなっていきます。そして一方、一つ一つの授業は、これまた分析と総合の科学的手法によって、個別・具体的なものが一般化と普遍化の研究成果と課題を生み、仮設―実証の循環の中に組み込まれていきます。具体の中に本質があるからこそ、「研究」は面白いと私には思えます。

今年は、市の研究協力校としての1年目でした。子どもたちの実態から「豊かな表現」の基礎としての「読解」力に研究の焦点を当てましたが、それは、表現者と読み手の関係性を前提にしながら、まずは「豊かな表現」を読み解く力をつけようということでした。国語科における「読み解く力」はどのようにしてついていくのか、そして、その指導法はどうあるべきか、研究は端緒についたばかりです。1年目の研究成果は、渾身の「授業研究」そのものです。
 職員の知恵の総和の中で、いつかの成果と課題が見えてきています。私も研究を楽しみたいと考えています。

pdfLink教材研究ノート「おにたのぼうし」あまんきみこ作(教育出版3年生国語教科書
 【コナラのどんぐりが育っています】
 
昨年の11月、学校の裏山から拾ったコナラのどんぐりを校長室においていたら、根が出てきました。ここまでは自然の摂理に従った育ち方ですが、校長室が暖かいせいか、それから芽が出てきました。
 今4枚の葉をつけるまでに育っています。
 何ともいえない、いのちの芽吹きを感じる緑いろが素敵です。
 副校長さんが、2月のホームページで、貴重な品種(本来、九州や四国の温かい地方で見られる品種ですが、そこでもの中でもなかなか見れない)ハナカガシ(葉長樫)の紹介の欄で、この私のコナラの木のことに触れています。
 あわせてご紹介致します。(2008.2.8)
                          
2月6日昨年11月12日(月)「上川いのちの日」に、みんなで植えた2本の「かりんの木」、事務主任と用務員さんが盛り土をし、囲いを自然石でつくってくれました。「いのちの根」をみんなで大切にしたいと思います。寒い冬を越して、立派に成長して欲しいと願掛けしました。


2008年2月3日(日)またまた雪

 昨日の夜から降り始めた雪が大雪となり、テレビニュースなどでも交通機関がとまる等しています。近辺では青梅線や八王子から甲府方面の高速道路が通行止めになりました。
 学校では、学校管理員さんと副校長と私で児童の登校を考えて雪かきをしました。
 また、中部自治会やPTA有志の方が通学路の雪かきをしてくれました。地域のみんなで子どもを見守る体制ができていることを痛感します。
 明日の登校は、これからも雪が降るということなので、自主登校ということで判断しました。


[ 目薬の木】

 種子はいろはもみじの数倍もあり(写真参照)かえでの仲間では一番大きいそうです。枝や、樹皮(写真参照)は名前のとおり、「めぐすり」で「千里眼の木」とも呼ばれています。
 
副校長さんが上川口の自然の中で見つけました。種子は、羽がついているので風にくるくると舞います。子どもたちの遊びにもいいものだと思います。
 友人がよく効くと言っていたので、だまされたつもりで、早速、煎じて、飲んで見ました。確かにコンピュータで仕事をした後のかすれ目や夜間の運転などでの視界が良好だと感じました。薬草図鑑などをみたり、インターネットで調べてみると、白内障の進行を抑えるなどとも書いてありました。最近では肝臓にもいいというようなことも書いてありました。
 今、自分勝手に流行らせています。買うと高いとか職場の女性の声も上がっています。薬草の本では薬にするのは5月ごろの葉や枝がいいということです。
  この大きな種子が、地域の山歩きの関心を引き出してくれました。休日に山に入ると、今度は、目薬の木の樹皮の色や枝のつき方(対生)で落葉樹の見分け方が気になりだしました。
 副校長に、目薬の木の近くにあった、幼苗らしきものを採って見せたら、それはムラサキシキブだとわかりました。冬芽が裸芽だったのです。それで、今度は冬芽の様子などの観察することを覚えました。
もちろん、薬草の作り方などへの関心も広がっています。上川口ならではの私の自然体験学習です。

【一冊の読書】
 校内研究を国語科の読解力を中心に進める中で、講師の宮坂義彦先生が左の本を話題にされた。近くの本屋ではなかなか手に入らなかったので、新宿紀伊国屋で見つけて一読した。
 著者は、芥川賞作家の平野啓一郎氏。PHP新書である。普段の読書や国語の読解の指導で感じていたことを、国語の専門書などよりもわかりやすく、しかも、気楽に読めるように書かれていることに好印象を受けた。
 作家から見た、本の読み方である点で、書き手と読み手の「関係性」と「ことばのはたらき」について、ふと、岡本夏木氏や浜田寿美男氏の三項関係や表現についての四項関係「表現」についての図式を思い出した。
 それは、ウェルナーの表現構造と重なるものだが、如何に表現主体である、書き手が、読み手に対してさまざまな工夫をこらし、仕掛けをつくり、ことばを選んでいるかというということを思い出させてくれた。
 普段の教育専門書では得られない清涼感が残った一冊だった。
 国語の授業で悩んでいる方には、私としてもお薦めしたい一冊の本である。
2008.01.23上川口小学校にも朝から降り始めた雪が積もりました(写真は午前10時ごろ)。
この日は、水曜日で午前授業でしたが、念のため、集団下校にしました。午後には
校舎の裏山が持ち主の方の協力により、子どもたちのために使用できるようになりました。この裏山は、歓喜会の協力で、子ども達が入りやすいように道をつけていただきました。そのこともあり、ご近所のかたの情報で、古井戸があるということがわかり、早速、安全のため、持ち主である業者の方に蓋をしてもらいました。ありがとうございました。
愛媛県西予市野村町にある野村ダム(写真は2008.01.3)
宮脇昭著『いのちを守るドングリの森』や『鎮守の森』で紹介されてます。
「日本で最初にダム周辺に森づくりをおこなった」とあり「十分な調査費と3年の歳月をかけ、植生調査を
した後岩場の岩盤をV字に切って上から表土を落とし、潜在的自然植生の主木である、シラカシ、アラカシ、ウラジロガシ、イチイガシ、タブノキ、ヤブツバキなどの根群の充満したポット苗を混植・密植した」とあります。
【マテバシイの実】
   でつくったどんぐりクッキー(松本作)

11月は、ドングリの季節でした。
副校長先生が、職員室に今年は豊作だということでマテバシイの実をいっぱい取ってきてくれました。
炒って食べ、電子レンジではじかせて食べ、クッキーやケーキに変身もしました。
スダジイやコジイ(ツブラジイ)は食べたことがあっても、マテバシイを食べた経験がなかったので、大感動でした。ある人は、コナラのどんぐりもと、そのまま食べてみましたが、すぐに「しぶい」と「ぺっぺ」しました。縄文人の生活気分を、子どもと保護者(=PTAの夜の会議で出しました)と学校のみんなで味わいました。