わんぱく通信11号

生活指導部だより 18年12月19日発行

今生の別れ

 人間は、生まれ落ちたときに「善」と「悪」の芽を持っていると思われますが、悪い芽を伸ばさずにいい芽を探して伸ばすことが大切だと思いますし、それが家庭、学校、地域の教育力だと思います。
 先日同窓会があり、私はひとりの友人の話が印象に残りました。
 彼女には小学校6年生と4年生の息子がいるとのことで、上の子は何にでも自主的にする子だが、下の子はだらしなく、毎日忘れ物が多く、注意されると口答えをし、特に朝はイライラの連続だとのことでした。その日はいつものように給食袋が見つからず大騒ぎとなり、ようやく即席のものを持たせ玄関から出したが、2階から覗くとランドセルを傾かせ、しょんぼりと歩いている。その後ろ姿を見た途端に、中学3年生のときに担任の先生から聞いた「今生の別れ」を思い出したと言うことでした。
 この後ろ姿が最後の別れになるかも知れない・・・と思って階段を駆け降りてランドセルごと息子を抱きしめて、「元気で行ってらっしゃいね、お母さん家で待ってるからね」と言うと、息子はびっくりして急に目が優しくなって「うん!」と言って元気よく登校していったと言うことでした。
 先生はそのころ15歳ぐらいの私たちに「やがて、あなたたちも母親になったら夫や子どもを送り出すとき、この後ろ姿が最後になるかも知れないと思って、必ず手をかけて、元気に行ってきなさい。待っているからね。と言うことが大切なんだよ。不幸にして警察から登校時の服装を聞かれたとき、何も見てない。と言うのでは親失格だと私は母親からそう教わったんだよ。」と教えてくださったそうです。
 過日、いじめによる中学生の自殺報道が世間を賑わわしました。非常に残念なことです。
 是非今一度、自分のお子さんと「命の大切さ」「命の貴さ」を話し合ってください。
 目をかけ、心をかけることが安心を生み、自信につながり、他人を思いやる心を育てるものと思います。もう一度、お子さんに親の体温を伝えていきましょう!

冬休みの生活

 いよいよ冬休みが始まります。今年一年を振り返り、そして新しい年を迎えるという節目の休みになります。冬休みの意義を十分に認識し、心身ともに健康で、安全に、充実した日々が迎えられるよう以下の点に注意してください。

(1)規則正しい生活を心がけよう

 冬休みはのんびり過ごすのもかまいませんが、あまり閉じこもりすぎて体調を崩すことの無いようににしてください。外の寒さに負けず、適度な運動も必要です。また夜更かし、暴飲暴食は体調を崩す原因になります。生活のリズムの確立と保持に努めてください。

(2)安全に気を配ろう

 年末は社会全体が慌ただしく、急いでいる車も多いものです。交通事故には十分気をつけてください。また生徒のみなさんも自転車による事故や飛び出しなどに気をつけましょう。何よりも大切なものは、あなたたちのかけがえのない命なのです。

(3)外出時の注意

 お正月はお年玉で大金を持ち歩く青少年をターゲットにする犯罪が多発します。一度にあまり多額の金額を持ち歩かないようにしましょう。
 また最近八王子市内では恐喝事件が頻繁に起きているのが現状です。八王子駅近辺、西八王子駅近辺は特に気をつけてください。特に女子生徒のみなさんは、性被害防止に努めてください。夜道を歩かない、単独で人通りの少ない場所を歩かないなど、未然に防ぐ意識を高めましょう。
 事件に巻き込まれない努力と、危険を感じたらすぐに近くの大人に助けを求めてください。

(4)不審電話に注意しましょう。

 不審な電話がかかってきたら、すぐに家の人に代わってもらってください。友達の住所や電話番号を聞き出そうとしても、絶対に教えないでください。家に大人が不在だったら、切ってしまいましょう。また携帯電話にかかわるトラブルも急増しています。知らない電話番号からの着信履歴にはかけ直さないようにしましょう。青少年が犯罪に巻き込まれる原因は、携帯電話から起こるのだと言うことを考えてください。

(5)家族を見つめよう。

 家族の一員としての自覚や連帯感を深めるよい機会です。家事の分担や協力、家族とのふれあいを多くしましょう。

 言うまでもありませんが、飲酒・喫煙・深夜徘徊・無免許運転などは絶対に止めましょう。自分と周囲の人たちを大切にしてください。より大きな自分の成長を目指して、一歩を踏み出しましょう!