保健室より

 中学校時代は心身ともに大きく成長する時期です。本校といたしましてもできるだけお子さんが自分の体に関心を持ち、自分の手で健康管理ができるように支援していきたいと考えております。ご協力よろしくお願いいたします。

中学生時代の体と心の変化について

◎ 体

  1. 長い人生の中でも大きく身体が変化する時期です。その変化は単に身長が伸びるだけでなく、内臓器官も完成に向かって著しく発達します。
      男子の平均 女子の平均
    中学校3年間の平均身長の伸び 15cm 前後 5cm 前後
    中学校3年間の平均体重の増加 12kg 前後 6kg 前後
    特に骨(すねなど)が伸びますので、骨の伸びに筋肉が追いつかず筋肉の痛みを訴えることが多くあります。この時期無理をすると、関節炎などを起こしやすいです。
  2. 心臓が機能的に完成するのは男子が17〜18歳、女子が15歳前後と言われています。その他の内臓器官も完成に向かっているときなので、害になるものと思われるもの(例えばたばこ、インスタント食品、清涼飲料水など)は避けなければなりません。中学時代で既に成人病の始まりになっている人が出てきています。
  3. 思春期に入り様々な特徴が現れます。
    女子の月経は、入学時で50%が経験しています。中学2年生で80%以上、3年生でほぼ100%が経験するようになり、男子は2年生で70%が精通を経験します。

◎ 心

 ある学者は中学時代を「暴風雨の時代」と言っています。二次性徴と共に心も大きく発達し、大人が目を見張るほどのめざましい変化が出てきます。家庭での態度も、小学時代には想像もつかないほどの言動を表すようになります。この時期、親として大切なことは、子どもにつかず離れずポイントを押さえて指導することと言われています。
 過干渉になりすぎず、子どもの背中を見つめながら自立できるよう支援してください。

健康な生活について

◎ 睡眠について

 現代の子どもたちは過密なスケジュールのためか、寝る時間が年々遅くなっているのが現状です。部活動や宿題や塾だけでなく、テレビやゲームなどに費やす時間も少なくないようです。これからの時代はそれに加えてパソコンなども否応なく生活の中に入ってくることが予想されます。
 自分をコントロールし、限られた時間を効率よく使って欲しいと願うものです。成長期にあたる中学生には良質な睡眠を7時間くらいはとって欲しいものです。しかし体力的な個人差もありますので、何時に寝て何時に起きるというように自分にあったリズムを作ることです。

◎ 登校する1時間半前に起きる習慣を

 頭も体もすっきり活動するには、起きてから1時間半くらいは必要です。夜更かしをすると、その結果として目覚めが悪く、寝坊をして朝食も食べられず、ボーっとしたまま登校することになってしまいます。

◎ 朝食は必ず

 朝は一日の始まり。朝食をとらないと生理学的、脳生理学的に見て身体に不利な上、知能にも影響を及ぼすことが実験で明らかにされてきています。
 アメリカやスウェーデンでの子どもに関する実験では、朝食を食べた子どもは食べなかった子どもに比べ、知的作業、特に記憶能力やそれを表現する言語能力が高かったそうです。たかが朝食とあなどるべからず、だそうです。

保健室について

◎ 保健室とは

 保健室は健康診断、健康相談、疾病の予防、応急処置、環境衛生などの保健管理、日常の生活管理、保健指導をするところです。
 したがって、学校の保健室は診断したり、治療したりするところではありません。医師の治療を受けるまでの応急処置しかできません。

(お願い)

  1. 朝お子さんを送り出すとき、健康状態をよく観察してください。
    風邪の流行時には発熱しているのに登校し、授業開始直後に早退するパターンが見られます。
  2. 勤務先が年度途中で変わった場合には、必ず学校に連絡してください。
    緊急に連絡する必要が生じても、お子さんも変更後の勤務先がわからず非常に困ることがあります。
  3. 早退時家族が不在と言うこともありますので、自宅の鍵を持たせてください。
    鍵の管理は、お子さんにしっかりできるように注意してください。
  4. 気軽に会話ができる環境と親子関係を作ってください。
    「子どもの世界にはありがちなこと」とか「それくらいのこと」と対して気にとめないことがあります。時にはじっくり耳を傾けて・・・(誰かが受け止めてくれれば、子どもは成長していきます。
    家庭内でお子さんに自分の役割(仕事)を持たせることで、家族の一員としての自覚も生まれ、共に協力し合うことでコミュニケーションを持つことができます。
    親子で一緒に過ごせる時間を持ちましょう。